リバーサイド
クラシカルでコロニアル調が可愛いリバーサイドのホテル「The Salil Riverside Hotel 」
一般的にはそこまでメジャーではないものの、ホテル好きの間では有名なホテルとなっており、一時はここに併設していたカフェも話題となっておりました。
ホテル敷地内にはタイを代表するアロマブランド KARMAKAMET(カルマカメット)があり、

ここの裏に続くホテルスペースも圧巻の広さ。


専用のシャトルボート
ちなみにリバーサイドホテルにはホテル専用のシャトルボートがあることが多く、もちろんThe Salil Hotel Riversideにも船乗り場とともにありました。

離発着の時刻表もあり、ホテルから各場所に送り届けてくれます。


- ↔︎ BTSサパンタクシン
- ↔︎ ICONSIAM
- ↔︎ アジアティーク
The S Bangkok
こちらのレストランを切り盛りする楠瑛介氏は日本人のシェフ。ご実家が神戸の社交場レストランで今現在も70年の歴史があるという素敵なバックヤードの持ち主。


大阪の調理専門学校を卒業後、渡仏し、この度晴れてバンコクにて、珍しい日系のイタリアンコースなどを振る舞っています。
大半の食材を日本から輸入しているそうで、お店はランチからディナーと通しで営業しており、アラカルトをはじめコースメニューもご用意。


それでは早速、店内に入ってみましょう。

店内
ホテルの敷地内にあり、子どもたちで賑やかなプールが真横にあるとは思えないほど、落ち着いた雰囲気。

こじんまりしている感じはあるものの、ホテルに宿泊している子ども連れのご家族なんかもいらしていました。


今回は9品のコースを試しました。

全てのカトラリーは日本から輸入しているというこだわりです。

春のコース前半
大好きなほたるいか、菜の花など美味しい食材が揃う春。

まずはプロセッコと、


運転のためオリジナルモクテルで乾杯。

一品目はAMUSE

美しく涼しげなお皿で出てきたのはフラン。フランというと、スイーツのイメージでしたが、分かりやすく表すのであれば茶碗蒸し。

鶏のお出汁、生クリーム、卵を使ったシンプルな冷製茶碗蒸しに、雲丹がのった春っぽい一品。
2品目はCROSTINI

見た目こそパンチがあるものの、しっとりとバターの沁みたさくさくのブリオッシュに、自家製オイルサーディンとトマトソースが合わさったイタリアン×和が上手く表現された激うまクロスティーニ。
ここからペアリングのワインもスタート。

三品目はTOROTAKU

こちらはThe S Bangkokのシグニチャーで通年で食べれるメニューだそう。
大間(青森の漁師さんと直接契約)の大トロ、鮨酢で炊いたお米、自家製たくあんやおネギが合わさった上に、キャビアがこれでもかと一面にのった豪華さ!!

食べてもびっくり!配合が逆というか、本気のお鮨。贅沢すぎる極みの一品です。
四品目はSALAD

シェフが惚れたという水耕栽培のタイ産のレタスに、サンタニエル地方の生ハムが贅沢にのったシーザーサラダ。
さっぱりした見た目ですが、味は濃厚!

レタスがシャキシャキと水々しいですが、それに負けないようなシーザーの風味と塩気の強い生ハム。きっと誰もが好きなシーザーサラダだと思いますが、度肝抜かれるうまさだと思います。
合わせていただくパンは、日本産の小麦を使用した自家製のもの。

一緒にLORENZO No.5のオリーブと共に召し上がれ。
春のコース後半
ここで、面白いおもてなしが登場。

九谷焼のはしおきコレクションから好きな箸置きを選ばせてもらえます。

人の好みが分かりやすく出るな〜と思ったので、デートなんかで来るにもオススメ。
ほらね、こんなにも選ぶ柄が違いましたよ!

五品目はPASTA!なんと、お箸を使っていただくスタイルということで、そのために使う九谷焼の箸置きを選ばせてもらえました。

ホタルイカと菜の花、カラスミの春満開の味わい。むちっぷりとした富山県産のホタルイカは一つずつも大きく、菜の花のほろ苦さとカラスミの塩味と濃く深さがより一層、春を感じさせてくれます。


六品目はRISOTTO

とっても斬新な見た目でこんばんは!をしたのはずわい蟹の甲羅。
中にはたっぷりとずわい蟹と蟹味噌が入り、黒トリュフがふんだんにかかったリゾット。

温かく凄く贅沢な味わいで、料亭でいただく高級な雑炊のような和っぽくもある深いお出汁のような味わい。蟹味噌も入っているのでよく混ぜて食べるのが良いそうです。
七品目はFISH DISH
さて、みなさんお気づきかもしれませんボリュームが中あるコースメニューです。
The S Bangkokは海外のお客様も多くいらっしゃるそうで、日本のコースメニューより1.2倍ほどボリュームがあるそう。通常のイメージであれば、ここでメインの魚かお肉を選びそうですが、お魚の後にお肉も来ます♡
今回のお魚メニューはクエ!

あおさとクエのお出汁スープに、柚子を効かせた一品ですが、見た目以上にシンプルな素材の味わい。塩味が良く効いています。
八品目MAIN DISH
お肉はSharan DuckかA5 Wagyu(+500バーツ)のどちらかを選べます。

先程のお箸のように、ナイフも絵の色を選ばせて選べるのですが、こちらのナイフはとてもシャープで切れはじが良いそう。

とっても拘りを感じますね。
Sharan duckはたぶんですが、九谷焼のお皿で出されたカラフルさ

フランス産のカモをローストし、赤ワインと山椒のソースをかけているそう。
赤身っぽいカモのローストは弾力があり、肉肉しくヘルシー。付け合わせのオレンジとにんじんのソースがとってもフレッシュ♡オレンジが口いっぱいに広がり、後味ににんじんがふわ〜と香る新しさ。
A5 Wagyu Filet Stesk (+500B)

愛知の三河牛は脂がすごくのっているそうで、一目にA5感が伝わるジューシーさ。
添えている赤味噌?のソースが濃厚で、美味しい!ギルティーさもあり、沢山は食べれないけど、とっても贅沢なステーキ♡
ここでグラニテ

スイーツの前にさっぱりとお口を整える用のタイ産バジルと柚子、下にはライチジェリーが入ったおしゃれグラニテ。
タイ産バジルが想像以上のバジルで、風味豊か!ライチのジェリーとも相性が良く好きな一品でした。
ラスト九品目はDESSERT
こちらも選べるとのことだったので、両方をシェア。
Mango Coconuts Parfait

こちらはタイ産のフルーツを贅沢に使用し、軽やかなクリームとのマンゴーのパフェ感が最高。大好きなパッションフルーツはクリームと相まって酸味が抑えてあって食べやすいです。
もう一方のSnow Dome Tiramisu

日本からハンドキャリーで持って来たそうな、フワフワの削りマシーンを使った氷と、コーヒー味香るティラミスの風味が相性抜群!!

直ぐ溶けてしまうので早く食べないといけないのですが、デザートは出来れば一緒に来る方と、シェアして食べて欲しいほど気に入りました!
最後は温かいハーブティー

タイのハーブをふんだんに使用したフレッシュにホットハーブティー。ローズマリーとレモンの皮が入っているので、リフレッシュし安眠にも良いドリンクだそう。
ほっとする香りの良さが、お腹いっぱいながらも何倍でも飲んでいたいと思える美味しさです。
まとめ
美食レベルの高いバンコクで、珍しいジャパニーズイタリアンのコースを提供し挑戦をはじめたThe S Bangkok。イタリアンレベルが高いバンコクですが、ここまで豪華な食材をふんだんに使用したレストランは唯一無二のような気がします。
ボリュームも満点で、通常1人前普通に食べれる私が、ギリギリ食べれた〜くらい満腹になるたっぷりのコースメニューでした。5,000バーツと聞くと一見お安くはないかもしれませんが、コース内容などからこの価格はお得であると言えます。
お誕生日や記念日にもオススメしたいし、子連れでも来やすい雰囲気です。
ラストのデザートが美味しすぎたので、アラカルトでも再訪したいと思います。
The S Bangkokの詳細
営業時間 | 12:00-22:00 水曜定休 |
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TEL | 02 120 4791 |
住所 | 2052/8 Charoenkrung 72/1, Chao Phraya Aly, Bangkok 10120 |
行き方 | BTS サパンタクシン駅から専用シャトルボートあり |
SNS | HP / Instagram / FB |
地図 | Google Mapで開く |
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