ハンク・サベルバーグシェフ
オランダ人のシェフであるハンク・サベルバーグ氏は、生涯において4つのお店で1もしくは2つ星のミシュランを獲得してきた、凄腕のミシュランスター常連のシェフとされています。(写真右の方)(左はTop25レストランHPの創設者:Bernandさん)
今回ご紹介するサーベルベルグは2022年に5つ目のミシュランを獲得したばかりのフレンチレストランです。以前はウィッタユ通りにあったお店も、ロケーションを新たにイェンアガートという食のレベルが高い通りに移転したので、最新の情報を踏まえてお伝えしていこう思います。
白く美しいモダンテイスト
イェンアガート通りを進んで行くと、一際目立つ白く大きくおしゃれな塀に囲まれた重厚感漂うモダンテイストの外観が目に入ってきます。
この日は残念ながら、雨季に入ったばかりの安定していない日だったので、雨がシトシト降り続いていました。
本来ならば、もっと綺麗に映えるお庭も、この日は特別妖艶な映り。
雨も強いので、ささっと店内に移動しました。
入って直ぐ目の前に映り込むのは中まで良く見渡せそうな雰囲気のハーフオープンキッチン。
真横にもテーブル席があるので、きっと特等席に違いないはずです。また奥へ一歩進むと凄い本数のワイン揃っているワインセラーがあるのですが、
ここに入っているワインは全て赤ワインとのこと。
白ワインは裏のセラーにあるんだそうです。
6コースメニュー
タイは雨季入り真っ只中ですが、世界的にはホワイトアスパラガスが旬なシーズンだったので、とてもワクワクしながら来店しました。今回はサベルバーグの中で最も種類の多い、6種THB4,650++(約20,600円)のメニューを頂きました。
メニューはこんな感じ。
上から順に写真と共にメニューを紹介していきます。まず席につくなり運ばれてきたのはシャンパンとパン。
重なってしまっていますが、2枚の種類の違う自家製のパンが運ばれてき、味も香ばしいパンなので、ついつい沢山食べてしまいそうになります。
アミューズとして運ばれて来た物は4つ。
左からフォアグラトリュフマカロン、オイスターオニオンコンポートのアップルポン酢キャビアのせ、イカとトマトとブラックオリーブのセビーチェ。そして上の白い器の中はきゅうりのグラニテとジンジャーヨーグルトフォーム。
日本のトマトを使用し、アボカド、フレッシュクリームをミルフィーユ状にしキャビアをのせたこちら。手前のジェルのように見えるものはちょっと酸っぱいアクセントに。
ほうれん草を一面に引き、ぷりぷりの海老とピクルスのようなお野菜がのったソースがけ
ホタテグリルとフェンネル、和風ソース
来ました!旬のホワイトアスパラガス、アミガサタケが添えてある白身魚のソテーにロブスタームースがけ。このアミガサタケの中にロブスターマッシュルームソースがたっぷりと入っていたのですが、人生で初めて食べた新食感のフレンチです!
これもシグニチャーであるハトのお料理だったのですが、多分今まで食べてきたハトの中で1番しっとりぷるっとしていたハトと思えぬテクスチャーであっという間に完食。ぽっぽちゃん、美味しかったな〜
口直しのベリーシャーベット
ラストは選べるパイナップルとストロベリーのデザート。ご一緒したベルナンドさんが、以前ストロベリーを食べて感動した!今回もストロベリーでお願いします。とのこどだったので、私はパイナップルをチョイス。
ここで、サベルバーグ氏が席に同席してくださり、緊張してお話に夢中になり、アイスがごめんなさい状態となってしまったのですが、味はさすがの一言。
その後にもシェフお手製のチョコレートとマドレーヌ、カヌレも出てきたのですが、このスイーツがめちゃくちゃ美味しくて度肝抜かれました。
サベルバーグ氏はお酒を飲むのもお好きということで、フレンチの締めとして飲む洋酒「カルヴァドス」というリンゴで作られた蒸留酒を頂いたのですが、とても風味良く美味しかった反面、喉がカッと熱くなるような強い度数でした。(これは酔っ払うわ〜)
ペアリングしたワイン
今回はウェルカムシャンパンから始まり、白ワイン
鳩ちゃんの時に赤ワインを頂きました。
ごりごりのペアリングメニューではなく、シェフがオススメしてくれる今美味しいと思うワインとのことでした!
サベルバーグ氏にQ&A
今回ご一緒させてもらったTop25のベルナンドさんはサベルバーグ氏と仲良しということで、このチャンスに3つだけ質問をさせて頂きました。日本語記事が少ないので、この記事はちょっと貴重かもしれません^^
①日本に来たことはありますか?
→東京に1度だけ。日本はとても好きだし、北海道でスキーもしてみたいし、春の桜も見てみたい。日本が開国したら、まずは日本に行きたいと思ってるよ。そうだ、出島(長崎)にも行ったことがあるな〜。でもフグは嫌いなんだよ。(移転した).豊洲市場にも行ってみたい。市場でみる景色は実に面白いよ!
②日本料理に興味はありますか?何の日本料理に興味がありますか?
→和牛に興味があるね。魚はもちろん好きだけど、まぐろとかの赤身のような魚は好きじゃない。(wildに感じるそう)サーモンだけ食べるは食べるけどね。
③ バンコクの中で好きな日本食はありますか?
→ごめんね、バンコクではあまり行かないから分からないんだ。
こんな感じで日本への興味があることを熱く語ってくれました。「日
本が好きだよ」というワードを要所要所に挟んでくれる姿がとても粋でした。Thankyou Savelberg!
感想
お店のたてが前を一目見ただけで、ミシュランを取るべきための作りをしていると言っても過言ではない外観、内観で完璧。お料理に至っては、ミシュランスターを獲得している常連のシェフの腕前なので、完璧なる真っ直ぐで妥協のないフレンチ。食材を存分に活かしたテイストは間違いなく本物を感じることのできるきっちりとした腕前です。今後観光客が戻ってきたら間違いなく予約が取りにくくなるお店だと思うので、今のうちに味わってみてください。
Savelberg Thailandの詳細
営業時間 | 12:00-14:00 Lunch (土日のみ) / 18:00-22:00(月-日) Dinner |
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電話 | +66 2252 8001 |
住所 | 136, 1 Yen Akat 2 Alley, Chong Nonsi, Yan Nawa, Bangkok 10120 |
行き方 | BTSチョンノンシー駅より車で15分 |
SNS | HP / FB / Instagram |
reservarion@savelbergth.com | |
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