避暑地、カオヤイ
タイバンコクから車で約3時間の道のりの先に着く、避暑地カオヤイ。
カオヤイ国立公園内にあり、自然に溢れ、長閑な雰囲気が心地よいリゾートエリアのここに、2022年9月にフランスの鉄道旅行がテーマとなった、インターコンチネンタルホテルが営む新コンセプトの”インターコンチネンタルカオヤイリゾート”がオープンしました。
オープンしてからずーっと行きたかったホテルなのですが、なんと言ってもここの売りはペットフレンドリーホテルということ!
広大すぎるスケールを持つこの施設をくまなくご紹介していきます。
チェックイン
カオヤイといえばワイナリーも有名。
グランモンテワイナリーを通りすぎ、さらに車で30分カオヤイの奥へ進むと、こんなところに?というような唐突な立地に出てきたインターコンチネンタルカオヤイリゾートの看板
バンコクからこちらに来るには、一般的に自家用車、レンタカーまたはタクシーなど、何かしらの車で来ることが必須になってくるエリアです。
専用施設内にある駐車場は坂道に並列している、面白いつくりをしています。
駐車場の一角には、この後、施設内で沢山お世話になることになる専用カートがずらり並んでる姿がとても可愛いです。
チェックインのため、早速ロビーへと向かいます。
エントランスから見える建物は、まるでリアルな駅舎のような素敵なデザイン!
このすぐ右横には宿泊ルームがあるようで、
夢の国ならぬ、インターコンチネンタルワールドが炸裂しています。
レセプションと書いてある看板を追うように奥へ進むと、これまた駅舎デザインの素敵な受付に出会えます。
ここで電車のチケットを発行してもらえるのではないかと本気でワクワクさせてくれる素晴らしいデザインに、胸が高鳴ります。
このオープンエアの空間でチェックインを済ませ、
待ってる間にウェルカムドリンクを頂きます。
この時は、シナモンの効いたシロップ漬けのパイナップルが入っているオシャレなソーダでした。
すっきり甘くて美味しいかったです。
スタッフさんが、園内について地図付きで説明をしてくれます。
2度目の訪問となった2024年秋、新しいサービスとして宿泊者専用のLINEができており、何かあればこちらでお問い合わせしてくださいと、とても便利でありがたいシステムが増えていました。
この公式ラインから実際に、スパやディナーの予約をしてみましたが、お部屋にいるいない関係なく、どこにいても直ぐにスタッフさんとやりとりでき、非常に便利でした。
園内についても口頭で説明をしてもらえますが、実際歩いてみないとイメージが湧かないので頭に入ってこず、この時点で覚えていたのはレストランとバーが2軒ずつあるということのみ。笑
とにかく広大なんです!!
チェックイン時には、各お客様1組ごとにスタッフさんが付き、お部屋まで案内してくれるというVIPサービスがありました。
さすがインターコンチ!!
ロビーから2番目に近い、ペットフレンドリールームまでは歩いて2分くらいなのでお散歩ついでに敷地散策。
ホテル内はとにかく緑が富んでおり、自然豊か。
なんでも、自然を切り崩して切り拓いたというこの土地は、元からある木々をふんだんに活かしているため、マイナスイオンがたくさん感じられます。
犬も可な6部屋だけのKing Classic Garden View
初めて泊まったお部屋は、ホテルの敷地ちょうど真ん中ら辺に位置する、ペットフレンドリールームの「King Classic Garden View」
施設内、全64部屋あるうち、たった数室だけという貴重なペットフレンドリールーム。
ここの建物を中心に、施設内どこへでも行きやすく、お隣にはモーニングで必ず利用するSomying’s Kitchenがあります。
お部屋は電車の世界観が溢れに溢れ、カッコ良いの一言!
まさかのディスプレイに見える黒電話は、ちゃんと使用することができます。
ペットフレンドリーだから要所要所にあらかじめペットグッズがあるのも嬉しい配慮。
ガーデンビューとなっているので専用のバルコニーもついているのですが、まさかの、ここにパントリーや冷蔵庫が完備されているという不思議なデザインです。
ペットフレンドリーともあり、ルームサービスを頼む方も多いのかな?お酒も充実していてお部屋時間を十分に満喫できます。
ちなみにこのお部屋は3人まで(※追加料金あり)泊まることが出来るみたいなので、ファミリーでもいけます。
バスルーム&アメニティー
入り口側のドアを閉めれば完全に寝台列車に備わる洗面台へと変貌する面白いデザイン
この部屋にバスタブはありませんが、細部までこだわりぬかれたクラシックなデザイン。
湯加減はしっかり高温も出る一方、お湯の出は電車のような優しい水圧。勢いはないものの、たっぷりしっかりお湯が出てくれるあたりは、さすがの5つ星ホテルです。
この時初めて使った、BYREDOのアメニティはとても良い香りで幸福感を高めてくれました♡
髪の毛もしっとりするし、私には相性のいいシャンプーです。
完全な列車デザインの素晴らしいお部屋
部屋数が少ないため、割と常に満席なことが多い独立型の列車デザインのお部屋
ペットフレンドリーじゃないお部屋もとても興味があり、チェックイン少し前に特別にお部屋を見せてもらいました。一車両分を使用した、なんとも豪華すぎるヴィラタイプのつくり
プライベートプールが付いているセレブリティーなお部屋もあったり、
開放感は抜群です。
外観からも列車感が際立ってみえます。
公式HPを見ると、全室違う作りとなっているようで、全部に泊まってみたくなっちゃうくらいワクワクが止まらないルームツアーでした。
この作りのタイプでペットフレンドリールームにも宿泊してきました。記事はこちらから
ペットフレンドリーでなければ、1番泊まってみたいのがこちらの
1 KING PREMIUM POOL LAKE VIEW
中はお掃除していたため、お庭の写真しかありませんが、メインである池が一望できるレイクビューのお部屋です。
電車感は薄れるけど、このクラシカルさが可愛すぎる世界観で一目惚れでした。丁度お掃除中で一瞬中に入れてもらえただけでも幸せでした。スタッフさん、ありがとう!!
汽笛のなるトラム
2回目の訪問でとても楽しみにしていたのがこの乗り物
インターコンチネンタル・カオヤイの新アトラクションのトラム!!!
駐車場から一番端にあたる宿泊エリアまでの限定走行(スパにはギリ行けません)となりますが、往復可能でなかなかの楽さがあったアトラクションです。
坂道で止まると、馬力が足りずに下がってしまうなんてこともあったのですが、それも含め、愛らしい乗り物でした。
前回宿泊した際に、この線路は本当に使えるのかスタッフさんに聞いたところ、当時は”いつの日か”と言われたのですが、
この線路が本当に使用される日が本当に来るなんて予想はしておらず、感慨深くなりました。
こうやってお客さんを楽しませてくれるホスピタリティが本当に素敵です。
宿泊中にトラムのリクエストをして、ぜひ乗ってみてください。
豪華列車で受ける最高のスパ
「Back on Track Spa」という珍しい名前が付いたこちらのスパは、ホテル敷地内の1番奥に位置する列車を丸々1つ使用した豪華列車型のスパルームです。
朝10:00-19:00まで利用でき、週末には常にお客さんが利用し、インターコンチネンタルカオヤイに宿泊する方々に親しまれるスパとなっております。
客室から専用カートもしくはお散歩感覚で楽しめる敷地内を抜け、予約時間にスパルームへ向かい、各部屋に別れます。
そう。こちらのスパではカップルルームは無く、完全個室型で楽しむシングルルームのみ。
小さなお子様がいる方はお隣にあるキッズクラブで、スタッフさんに子供をお願いすることも出来るとか?なので、尋ねてみてください。
まずはソルトスクラブで足を綺麗にしてもらい、
問診票に記入
今日受けるのはアロマオイル60分コース「REJUVENATING」
レモングラス、ペパーミント、ローズマリーのオイルから好きな香りを選びます。
同時に冷たいローゼリージュースをいただき、
お着替えしてアロママッサージを楽しみました。
今まで数多くのスパ施設を利用してきたのですが、私的に過去一、最高の施設でした。
何が最高かというと、室温!!!
タイのスパはどこも冷房が効いていて寒いことが多く、冷房を止めてもらうことが当たり前の中、最初から冷房がついておらず、ベッドも暖かくふかふかした最高の寝心地を提供してくれました。
スパ終わりに主人に「過去一だった」と口にしたところ、「冷房付いてなくて、さすがだったね」と。やはり、日本人である私たちには、最高の施設だった模様。素晴らしかったです。
そんなスパで行われる、素敵なアクティビティがありましたので、続いてご紹介していきます。
毎日変わるアクティビティー
チェックインの時に説明を受けたアクティビティー
初めて泊まった時にはなかったのですが、こんな素敵なプランが登場しているということで、無料できるDIY COFFEE BODY SCRUBのワークショップに参加してみました。
知ってたらヨガウェア持ってきたのに、残念!
朝ごはんの最中だったため、一瞬抜けて会場であるスパルームへ
すでに始まっていたのですが、途中参加でも入れてもらえました。
MENU
コーヒー粉 適量
オートミール 小さじ3
はちみつ 小さじ3
ヨーグルト 小さじ3
牛乳 適量
好きなオイル 適量
これを混ぜて完成。とても簡単でした。
こちらのワークショップ内でのみ使えるとのことでしたので、存分に腕に塗りおしまい。
一緒に参加していたタイ人カップルは、前日にスパを利用した際にオイルを気に入ったようで、この後オイルも購入していました。
これは家でも再現できるレシピなので、改めてやってみたいと思います。
キッズクラブ
スパがルーム3車両分?あり、
その真横の電車の前にあったのが、こちらの可愛い自転車
ここもスパかと思いきや、キッズクラブでした。
この時は、車内には遊んでいる親子と子供、あやすスタッフさんが3人もいて驚き!
全体的には可愛い雰囲気ですが、大人が待つゾーンはシックでかっこいいです。
子供にとっても列車モチーフが楽しくて仕方ないと思うけど、こういう風にスタッフさんが常駐してくれてるなら、スパに行くときに子供を預けていくのも安心なのでは?
少ししか滞在しませんでしたが、大人もしっかり寛げるサービスを彷彿させてくれました。
利用時間は10:00-18:00とのことです。
ちなみにスパに向かう時に見つけたのですが、うさぎ小屋が!
よく見るとその横には小さなお庭が広がっており、
ここで遊ばせるのもアリかと思います。
敷地内はとても広いので、割と常に専用カートが走り抜けているので、突発的に走り出す年齢なんかには、囲われた敷地が最適な空間のように見えました。
レイクビューが楽しめるジム
ジムは電車風の雰囲気とは少し異なる一軒家のつくり
しっかりと器具も揃っているし、
何より一歩ベランダに出ると、とても眺めが良かったです。
しかも24時間使えるとのことで、その点もありがたいですね。
アフタヌーンティーを楽しむTEA CARRIAGE
ここも欠かしてはならないインターコンチネンタル・カオヤイの名物の一つ、TEA CARRIAGE
色調も内装デザインも、本当に可愛すぎる空間に、ボリューミーで美味しいアフタヌーンティーが堪能できる幸せルームでした。
アフタヌーンティーの記事はこちらからどうぞ。
バー&ディナー
夜のみ営業するバー「PAPILLION」と、フレンチレストラン「POILOT」は隣り合わせの独立型の車両空間。
初回は愛犬がいたので断念しましたが、2回目の訪問ではリベンジすることができました。
お食事する前にサクッと一杯だけ楽しむことにしたのですが、バーテンダーさんがカクテルはどうですか?と色々と説明してくれました。
一生懸命説明してくれたので、甘くないカクテルどれですか?と聞くと、
いつも飲むお酒は?との問いに、ウイスキーですかね〜と悪気なく答えてしまったのですが、主人にバーテンダー潰しな回答だよ、、、と。すみませーん!
笑いながら、「それではNew york sourはどうですか?」と作ってくれたのは、
ウイスキーと赤ワインのカクテルとのことで、
どちらも一番好きな組み合わせで、結果最高でした。
ナイスなカクテルをありがとう、バーテンさん!
20:30からペットと行けるという、フレンチディナーはPOIROTでのディナーはこちらの記事で紹介しています。
モーニングビュッフェ
私的に、ホテル宿泊で最も大切なのはモーニングビュッフェ!
ここもテラス席はペットフレンドリーなので、愛犬がいた時は朝も夜も両方テラスで楽しませてもらいました。
再訪となった2回目のステイでは、自由行動ができたので(犬不在のため)ランチにも利用してみましたが、5つ星ホテルとは思えぬ良心的な価格で、コスパが良いです!近場のワイナリーに遊びにきた方にも、ここまで足を運んでもらいたいくらい、遊びにくる価値ありありのレストランです。
電車内の雰囲気はここでも健在、ポップで可愛いです。
Somying’s Kitchenの記事はこちらから見れます。
プール
ラグジュアリーなお部屋には、プライベートプールが付いていると紹介しましたが、メインプールはモーニング会場であるSomying’s Kitchenの建物の、ガーデンスペースに隠れ家のように、こじんまりとあります。
6:00-19:00まで利用できるそうですが、お食事前、午前中に利用してる人が多い印象だったかな。
夜には完全にムードを作る道具の一部となっており、泳いでいる方はおらず。
カオヤイという土地柄からか、リゾートのようにプールを楽しむ方は少ない模様です。
夕焼け時はとても綺麗に見えることが多いです。
ドッグラン&湖のお散歩ロード
敷地内には大きな湖が2つあって、どちらにも白鳥が住んでいる長閑な雰囲気。
メインの湖はホテルのお部屋から、1階分下がったエリアにあります。
1周歩いてまわると2、30分くらいかかります。
湖畔をサイクリングできる無料の自転車は、ヘルメットもあるので安心です。
どこをみても優雅です。
ここではわんちゃんを思いっきりお散歩させることもできるし、別途でドッグランもあります。
池にはたくさんの魚がいて、餌をあげたり、魚釣りもできるそう。
白鳥もたくさんいますが、大人しく、人慣れしているのか、すやすやとお休みしていました。
釣りを楽しむカップルがいたり、
ピクニックも楽しめます。
こんなにメニューも豊富で、1,850++とはコスパ抜群です。家族でも楽しめちゃいそうなボリューム!!
芝生が乾いていればレジャーシートで、楽しめるそうです。
都会の疲れを癒すのに、リフレッシュに最適なアクティビティがたくさんありました。
ただ歩いてるだけでも、贅沢な時間です。
お土産列車
高確率で終日無人のブティック列車。
ここに入るのはスタッフさんに言わないと開けてもらえないシステムなので、隣のTEA CARRIAGEにいるスタッフさんにお伝えして、開けてもらってください。
ここでしか買えないロゴ入りリゾートバッグも欲しかったけどちょっと高価だったので諦めましたが、やっぱり今見ても可愛いなあ^^
まとめ
世界観がかわい過ぎて、気付けばフォルダに1000枚以上の写真があり、これでも厳選に厳選を重ねて選んだまとめ記事です。いかがでしたか?
驚くほど広大な敷地の大きさと、インターコンチネンタルカオヤイワールドがすごくて、とっても幸せな時を過ごすことができました♡週末に行ける避暑地カオヤイ旅行はペット連れの方にも本当にオススメなスポットなので、ぜひ足を運んでみてほしいホテルです。
Intercontinental Khaoyai Resortの詳細
営業時間 | CHECK IN 14:00 / CHECK OUT 12:00 |
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TEL | 044082039 |
住所 | 262, Pong Talong Sub-District, Pak Chong District, Nakhon Ratchasima 30450 |
行き方 | バンコクから車で約3時間 |
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