在タイ6年目がおすすめしたいタイ料理初心者感動のミシュランタイレストラン「Nahm(ナーム)」

ホテル

Nahmとは

2024年現在、7年連続でミシュランスターを獲得しているというミシュラン常連のオーセンティックタイ料理レストラン「ナーム」。

ここは、タイ料理の基礎をしっかり学べるレストランとして意識高いシェフたちがこぞって修行先に選ぶレストランとしても実は有名だったりするのですが、スターシェフを続々と生み出しています。

そんなNahmにはじめて行ったのは私がタイに住み始めてすぐの頃。タイ料理がどんかものかイマイチ分かっていない頃にディナーに行ったのですが、総じて美味しかった!と思うメニューが揃っていた記憶。

(スマホデータ飛んで住み出した頃の3年ほどの写真がごっそりありません。。)

今回は約5年ぶりのランチでの再訪となりました。

レストラン

Nahmが入る建物は、コモ ホテルズのコモ メトロポリタン バンコクの中にあるエントランスフロアです。

BTSシーロム駅から徒歩14分、MRTルンピニ駅から徒歩10分のサトーンというエリアにあります。

コモ メトロポリタン バンコクの敷地に入り真っ直ぐ進みます。

するとホテルのエントランスが見えてくるので中へと進みます。

エントランスに入らずともNahmへ入ることのできる専用入り口があるのですが、

せっかくなのでホテルのエントランスからレストランへ行くルートで行ってみます。

ロビーに位置するレストランの入り口は、静かで落ち着いています。

店内には想像よりも数多くのテーブル席が並び、

タイらしく蓮の花のモニュメントも目に入ります。

テラス席もあり、

目の前にプールが併設されており開放感抜群。

陽が落ちた後のテラスはより素敵そうな想像が付くのですが、今回は中のお席でお食事をしました。

メニュー

今回はお友達とランチを食べに来たのですが、ランチコースは3種から選べるそうです。

  • グランドメニューHeritage 3,400++
  • ランチ限定Essence 2,800++ 
  • ランチ限定Kanom Jin 1,200++

ランチ限定ではありますが、ミシュランスター店で1,200++バーツから堪能できるコースメニューがあるのは利用しやすく有難いですよね。

アラカルトもあるそうですが、Essenceというコース料理を頂きました。

全ての食材にこだわりがあるというNahmでは、お水でさえもスペシャルなものを用意しており、カンチャナブリーというバンコクから3,4時間かかる場所にある温泉地もあるような水資源が豊富な場所から来ている特別なローカルミネラルウォーターです。

SAI YOKという名前は、水が獲れる地域の名前だそうで、ここには立派な滝もあるそう。

タイで飲める清らかなミネラルウォーターは貴重ですが、ローカルともなればなかなか出会えない希少さです。

お店の方が飲み物の説明をしてくれたのですが、見た目も美しいモクテルの中から、さっぱりとしたFarang soo – cheun(グアバベース)、Saowarot lemonade(パッションフルーツベース)をおすすめしてくれました。そんな中、私はCalamansi delightというカラマンシーベースのすっきり柑橘系ドリンクをえらんでみました。

お友達は左側のSaowarot lemonadeを

スタイリッシュなグラスが雰囲気をぐんと格上げしてくれますが、タイの現在の物価を考えるとミシュランレストランで250バーツ(1,100円)はお得な感じです。

コース内容

ランチ限定のEssenceのコース内容はこんな感じで

  • アミューズ×2
  • スープヌードル
  • メイン

とシンプルなメニュー

まずはチャコールで包まれたシェフからのアペタイザーとしてメニューにない、チャコール包みがやってきました。

チャコールはクレープのようなしっとりした生地で、中にアレンジされたココナッツの身が入っているのですがこれがシャキシャキとした珍しいテクスチャーで、甘くジューシーさも感じる絶妙な一品です。

思ったよりもコンスタントに次々にメニューがやってきたので、食べる手と撮る手が渋滞していたところ、スタッフさんからテクスチャーが大切なのでスターターは早めに召し上がって下さいとアドバイスをもらいました。

直ぐに食べて欲しいスターターと言われたPu sorn klin

蟹は海に囲まれるクラビ県で獲れた新鮮なブルークラブ。ジューシーな蟹身と少しピリッとした辛味と、爽やかさが香るタイらしいアクセントからスタートです。

お次はMiang nopakaoというタイの伝統料理の一種。

通常はミヤンカムはバイシャプルーという葉っぱを使うのですが、ここでは違う葉っぱを使っているようです。葉っぱ独特の香りが少なく、辛味もほぼなく、アユタヤの海老もぷりぷりで贅沢なアペタイザーです。

お次はサラダ

Sao nahm pollamai

季節のフルーツがたっぷり入ったタイ風そうめんです。

日本のそうめんとは異なり、米粉から作った細めのヌードル、カノンジーンを使っています。

よく混ぜて食べてくださいとのことですが、中に入っているフルーツは盛りだくさん。この日は青マンゴー、スターフルーツ、チョンプー(りんご)、赤玉ねぎ、パイナップル、ドライシュリンプパウダー、サワーリーフ(爽やかな香りの葉っぱ・バイチャアム)、唐辛子、ニンニクなど見た目も鮮やかで美しいポーション。

アクセントにホワイトターメリック(うこん)とジンジャーが添えられていますが、タイではターメリックを食べる機会も多く、最初こそ違和感ですが、食べ慣れるうちに癖になる美味しさなので試してみてほしい食材です。

ココナッツクリームソースがふんわり甘く香り良く、唐辛子とニンニクのアクセントに加え、主役であるフルーツたちとのコンビネーションが爽やかで美味しいです。

こだわりのお米

次にやってきたのはカレー、炒め野菜、スープが一気に楽しめるタイらしいメインレパートリー。

ゾウさんが有名な、のどかなスリン県で作られたというジャスミンライス

ジャスミンライスでこんなにも、きちんとお米が立つ姿を初めてみたのですが、極めて美しいですね!

もう一方はスパンブリー県より、タイ王国シリキット王妃の農業応援プロジェクトの一環として育てているホン・パトゥム(Hong Pathum)という玄米のジャスミンライスです。

一緒に食べるおかずにはgang pu bai cha plu 

カレーは見た目こそタイっぽくありながらも、蟹の身がゴロゴロ入り、タイの葉っぱバイミヤンもたっぷり入っています。スパイシーさとコクを感じる食べやすい味わいでジャスミンライスと良く合います。

これはタイっぽい葉っぱの炒め物、pad pak goot

見た目とは裏腹にプチプチと水々しい歯応えをしたお野菜。真っ赤な唐辛子も入っているけど、辛味はほぼなく、ご飯が進む濃いめのお味でとても美味しい!

ゲーンチュという、日本人も大好きなスープ

gaeng jued ped rom kwan

ここではスタイルが少々違く、ココナッツの身とアヒル肉がふんだんに入ったお出汁香る、安心できるような味のスープです。

下に沈んでいてしばらく気づけなかったタピオカも、タイならではという具材感が面白かったです。

デザート

ここでスイカとジンジャーのシャーベットで口直しです。

思ったよりもジンジャーが強く、口直しにさっぱりな味です。

ローカルプロダクトを大切にしているというNahmならではの、ティーセレクト

大好きなチェンマイ産のAraksa から、キャラメル&バニラを選んでみました。

お友達はナーン県産のタイ ハイランドコーヒーのブラックを

メニューにこそ無いものの、ココナッツパラダイス

ココナッツミルクアイス、ココナッツミルクプリン

ココナッツミルクゼリーなど、すべてのアイテムにココナッツが使用されています。

こんなに種類豊富なアイテムを一度に食べれて、まるでアフタヌーンティーが始まったかのような贅沢さでした。

まとめ

美味しかったお店の記憶から、早5年。一言でまとめるなら、やっぱりさすがの美味しさ。オーセンティックで、真っ直ぐなタイ料理を味わいたい人にもってこいなタイ料理です。辛味も控えられていて、ランチ限定のEssenceランチコースは特に女性にしっくり丁度よいボリュームにもなっているので、ランチからも楽しんでもらいたいタイ料理レストランです。

Nahmの詳細

営業時間 12:00-14:00 / 18:00-22:00
TEL02 625 3388
住所27 South Sathon Road Thungmahamek Sathon Bangkok 10120
行き方BTSサラデーン駅から徒歩14分、MRTルンピニから徒歩10分
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