ヘアラインアートメイクとは
今のご時世、じわじわと認知度が広がって来ている「ヘアラインアートメイク」ですが、タイではヘアラインタトゥーと呼ぶのが一般的です。
アイブロウ同様、ヘアライン(額)にアートメイクをし、さまざまなお悩みを解決してくれる医療美容です。
メリット
- 薄毛悩み解決
- 生え際の形が整う
- 小顔に見える
- 痛みがほぼ無い
- 植毛より手軽
- 汗水にも強い
デメリット
- 一回では完成しない
- やり直しが出来ない
- ダウンタイムがある
- 永久ではない
私の悩み
生まれてからこのかた、ずーっと立派な富士額を持ち、いわゆるM字ハゲで悩んでおりました。
オールバックにしたいのに、おでこが広くみえる。そんなことが嫌で、一時は本気で頭切開の植毛をしようと韓国のクリニックを調べまくっていました。
(育毛スプレーの記事でも多分話しています)
しかし、頭切開はハードルが高すぎてなかなか決断出来ずにいたところ、ミノキシジル配合のタイで有名な育毛の薬Nuhair5に出会い、様子を見ていました。
しばらくは満足していたのですが、自身のウェディングパーティーを機に、タイ花嫁美容としてヘアラインアートメイクを取り入れてみることにしました。
タイローカルクリニックで挑戦!
調べごとをする時はとことん追求して調べるタイプなので、日系のクリニックからローカルのクリニック、韓国系までバンコク内のクリニックは隅々チェックしました。
そこで3つほど目に止まった中でやりとりし、一番対応の良かったCutie Academyというタイ系のローカルクリニックに行くことに決めました。
なんと言っても決め手はストロークの繊細さ。
十人十色のように、いろんなおでこのデザインがある中、人の手で描かれていく繊細なアートは、しっかりしてるけど自然な仕上がりが良かったのです。
1ミリでも線の長さが異なると、大分印象が変わってしまうので、そのあたりも綺麗な作品が多く揃っている点は大きな決め手となりました。
また、このクリニックはスクールも併設しているようで腕前が良いと評判も高かったです。(タイ語で調べました)
クリニックの様子
最寄りはBTS Ratchayothinというサイアムからチャトチャックを超え数駅したところにある駅から、車で5分ほどの場所に位置するどローカルエリアです。
営業時間は11:00-(L.O.)19:00[水曜日]と短くはないものの、一人ひとりの施術にしっかり時間を取ってくれるので、しばらく先まで満席なのは当たり前くらい混み合っています。
ヘアラインアートメイクは1回のリタッチ込みで7,000バーツとタイの平均価格ほど。
ヘアライン以外に、リップアート、アイライン、アイブロウも行っているようです。
施術席は3席あり、常にお客さんで満席。
女性の施術者も男性の施術者も両方いるし、お客さんも男女共にいます。
今回担当してくれたのにベテランアーティストのブー(ปู )さん。ヘアラインだけでなくアイブロウ、アイライン、唇全般の施術ができ、10年以上の実績があるそうです。
施術の流れ
まず、髪を結んでヘアラインをしっかり出し、受付の方が麻酔を塗ってくれ、30分放置します。
サービスのお水などは一切置いてないので、近くのセブンで買ったりする必要があります。
受付の方が麻酔クリームをざっくり取ってくれて、お部屋に移動します。
適当に書き分けたラインを、ブラシでしっかりと梳かし、分け目を整えていきます。
その後下書きでラインを描いていきます。
女性は毛並みに見えるようなヘアラインで描いていきますが、男性は線のように書くのではなく点で入れていくのが主流だそう。
イメージ写真をたくさん見せ、起き上がってからも、何度もやり直しをしてくれるので、こちらも妥協せずに細かく描いてもらいました。
アーティストの方が描いて最初のイメージより、さらにラウンドでお願いしたのですが、やり過ぎたら直すのは難しいからタッチアップの時にやりましょうということで一旦は極限までで入れてもらった感じです。
カラーは何色かあるようで、地下に近いオリジナルのダークブラウンでやってもらいました。
麻酔が効いてるから痛みはゼロ。
マシーンの音と振動音だけが聞こえ、一度右から左に全体大枠で太めのガイドラインを描き、麻酔を足しながら、細かく細かくヘアラインを形成していってくれました。
途中で針が変わったのか、今度は細いタッチの感覚の針になった気がしますが、今度はするすると長いストロークでスライドさせていく感じでした。
痛いわけではないけど、骨に近い部分は響く感じがあるのでちょっぴり気持ち悪い感覚。
ちなみに血管がある部分も避けるそうで、多少描けない場所が出てくる場合もあるそうです。私の額もよく見ると太い血管があります。
全体を通して痛いと思う箇所は特に無かったけど、なんかヒリヒリするような感覚の場所は時々あったかな。基本的には麻酔も効いているので、余裕で寝れちゃうくらい心地よい感覚です。
赤くは見えますが血も全く出ないです。
出来上がり直後を鏡で見たら、変化に見慣れて無さ過ぎて、良いとも悪いとも正直良く分かりませんでした。
しかし、こんな風に写真を撮ってもらって見たら、ヘアラインがかなり綺麗に変化し、満足!
帰宅時に1ヶ月後にリタッチのお願いをしたので、しばらくは様子を見たいと思います。
1日後から1週間後
当日はシャワー禁止とのことでそのまま就寝しましたが、枕に黒いカスのようなものが付いていました。
2日目から施術部を除きシャンプーしてみましたが、お湯がかかっても滲みたりすることは特に無かったです。赤みもすっかり落ち着きました。
1週間後の仕上がりはこんな感じ
かなりナチュラルになり、太めの線と細めの線が相混じる感じです。
失敗談
1週間のタイミングで、ウェディングパーティーのためにカラーをしてしまったのですが、これが結果大失敗でした!
クリニックには何しても良いよと言われたのですが、カラーしたことによって定着が悪かったようで、3ヶ月くらい経った跡がかなり薄くなってしまい、次のリタッチ後はしばらく美容院に行くのを封印しました。
日本でも1ヶ月くらいはヘアカラーは禁止するクリニックが多いようですね。
1ヶ月では良し悪しの判断がつかず、リタッチ期限内ギリギリに予約を変更してもらいました。
リタッチ
半年後、リタッチの期限ギリギリに滑り込んで2度目の施術をしに行きました。
2度目となれば慣れたものでささっと麻酔クリームを塗ってもらい、前回同様30分待ちます。
前回よりはがっつりとヘアラインの位置を下げてもらい、丸みもしっかりつけてもらいました。
ここからは描いては拭き、描いては拭きの繰り返し
想像以上に、綺麗にピチッと仕上がりました。
おでこ丸くて嬉しい〜!!
前回同様、施術後しばらくはヒリヒリ感ありましたが、前回ほどの赤みはなし。
前回と同様、当日は頭皮を洗わず、翌日枕に少し黒いカスあり。
2日目も特に問題ないけど、昨日よりも少し乾いて剥けて来てる感じあり。
水洗いのみしてみたけど、乾燥なのか、少しヒリヒリもしました。
繊細な期間だったのかな?
2週間後
もっと下げても良かったかなと思うほど、ナチュラルに仕上がりました。
こうやってアップで見たらタトゥーと分かるけど、遠目では全然わからないほどナチュラルです。
今回は3ヶ月きったり美容院を封印してたので、前回より圧倒的に定着率が良い気がします。
まとめ
ヘアラインアートメイクも失敗したら消せないことから、挑むまでかなり時間がかかりました。調べ出してから実に2年ほど。
やってみたら、なんでこんなに躊躇していたのかと驚くくらい、ナチュラルな出来で満足の仕上がりです。
日本だと平均10-15万円はする施術なので、7,000バーツ(約31,500円)でリタッチ込みという破格さに改めて驚きました。
ローカルクリニックでしたが、そこまで喋ることも多くないし、何よりアーティストが長年の経歴がある方ばかりで慣れているため、その点なども含めて安心して受けることができました。
びっくりするほど円安な中、まだまだお得なタイ美容としておすすめしたいです。
Cutie Academyの詳細
営業時間 | 11:00-19:00 (L.O.18:00) |
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TEL | 084 696 9242 ※基本出ません |
住所 | 16 450 Ratchadaphisek Rd, จันทรเกษม Chatuchak, Bangkok 10900 |
行き方 | BTS Ratchayothin 駅より車で5分 |
SNS | FB ※メッセージでやりとり可 |
地図 | Google Mapで開く |
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